展示内容

プロローグ

尊王攘夷の幕末

日本をゆるがす尊王攘夷論流行のきっかけとなった、黒船来航のインパクト。浪士組(のちの新選組)誕生の背景に注目します。

浦賀湾インキリス船渡来之図(会津若松市蔵)
▲浦賀湾インキリス船渡来之図(会津若松市蔵)

第1章

京都守護職と多摩の草莽

新選組主要メンバーが上洛までを過ごした多摩での日々。京都守護職に任命された会津藩主松平容保と家臣たち。両者が出会うまでの前史をつづります。

松平容保写真(個人蔵・当館寄託)
▲松平容保写真
(個人蔵・当館寄託)
黒谷金戒光明寺全図 四方春翠写(個人蔵)
▲黒谷金戒光明寺全図
四方春翠写(個人蔵)
土方歳三写真・近藤勇写真(土方歳三資料館蔵)
▲土方歳三写真・近藤勇写真(土方歳三資料館蔵)

第2章

新選組誕生 ー幕末の京都政局

将軍警護の名目で上洛し、上洛後分裂した浪士組。京都に残留した浪士組が会津藩の配下として再スタートし、新選組となるまでを、ゆれ動く京都政局に添ってご紹介します。

志大略相認書  近藤勇筆(個人蔵) *部分
▲志大略相認書 近藤勇筆(個人蔵) *部分
梧桐叢書  十三(個人蔵・群馬県立文書館寄託)
▲梧桐叢書 十三(個人蔵・群馬県立文書館寄託)
近藤勇書簡 萩原多賀次郎他十七名宛(東京・小島資料館蔵) *部分
▲近藤勇書簡
萩原多賀次郎他十七名宛(東京・小島資料館蔵) *部分

第3章

池田屋事件と一会桑勢力

一会桑勢力を背景に、池田屋事件や禁門の変で存在感を強めた新選組を取り上げます。

鎖帷子・籠手 土方歳三所用 池田屋使用(土方歳三資料館蔵)
▲鎖帷子・籠手 土方歳三所用 池田屋使用(土方歳三資料館蔵)
会津藩往復書簡控(早稲田大学図書館蔵)
▲会津藩往復書簡控(早稲田大学図書館蔵)
刀  銘和泉守兼定  土方歳三佩用(土方歳三資料館蔵)
▲刀 銘和泉守兼定 土方歳三佩用(土方歳三資料館蔵)

第4章

戊辰戦争へ

幕臣となって会津藩の支配を離れてからの新選組を描きます。大政奉還・王政復古・戊辰戦争へと時局が進み、戦地が東へと移る中で、近藤勇が死去するまでを取り上げます。

靖共隊旅宿幟(東京国立博物館蔵)Image:TNM Image Archives
◀靖共隊旅宿幟(東京国立博物館蔵)
 Image:TNM Image Archives

第5章

土方歳三の新選組と
会津戦争

近藤勇を失ってから、新選組が各地を転戦する姿をご覧頂きます。箱館(函館)での戊辰戦争終結までを対象とします。

新選組名簿(個人蔵・当館寄託)
▲新選組名簿(個人蔵・当館寄託)
土方歳三書簡 内藤介右衛門・小原宇右衛門宛(個人蔵・当館寄託)
▲土方歳三書簡
内藤介右衛門・小原宇右衛門宛(個人蔵・当館寄託)

エピローグ

それぞれの戦後

激烈な武力衝突を生き延びた永倉新八や斎藤一など隊士たちのその後や、新選組の名誉回復活動をご紹介します。元会津藩関係者との関わりにもご注目ください。

新選組袖章(京都・霊山歴史館蔵)
▲新選組袖章(京都・霊山歴史館蔵)
白蔵主根付 斎藤一所用(個人蔵・当館寄託)
▲白蔵主根付 斎藤一所用(個人蔵・当館寄託)
漢詩書 題「贈土方某」  馬嶋瑞園筆(個人蔵)
▲漢詩書 題「贈土方某」 馬嶋瑞園筆(個人蔵)
斎藤一(藤田五郎)写真(個人蔵・当館寄託)
▲斎藤一(藤田五郎)写真(個人蔵・当館寄託)
斎藤一(藤田五郎)家族写真(個人蔵・当館寄託)
▲斎藤一(藤田五郎)家族写真(個人蔵・当館寄託)
会期中に写真など一部の資料は作品保護のため、前・後期で展示を入れ替えます。